Case Study事例紹介

Interviewee
人事本部人事戦略部人材開発推進室室長	古田全人氏（写真左）
人事本部本部長	加瀬洋子氏（写真真ん中）
人事本部人事戦略部部長	星野達也氏（写真右）

創業のDNAを絶やさない

Temp University構想を開始した理由は、「創業のDNAを継承していくこと」そして「外部環境変化に対応していくこと」の2つが主な理由です。

「創業のDNA」については、創業者(篠原欣子)が体現していた「クライアント1社1社に寄り添う姿勢」を会社の規模が大きくなっても継承し続けたい。
これこそが、“わたしたちの想い”であり、社員一人ひとりが呼吸をするように無意識に表現していくことだと考えていました。

強みとして社員に伝えてきた「スタッフ一人ひとり、クライアント1社1社」に寄り添う姿勢が、時を経て薄れていってしまうのではないかと危惧していました。
今でも他社に勝る当社の強みは、「誠実さと顧客志向の強さ」であると自負していますが、外部環境や社員の価値観・志向性も変化する中で、人事として「何か手を打たなければ！」と考えたことがきっかけです。

また、外部環境が変化する中でも、お客さまの期待を超える価値提供を続けるためには、社員がそれ以上の成長をする必要があると考えています。そう考えると、現状の育成体制では質・量ともに不足しており、大きな改革が必要と考えました。

共に教え学び合う企業内大学

これまでのように、「人事から社員に一方的に学びを提供する」というスタンスを今回は取っていません。

コンセプトは「共に教え学び合う企業内大学 Temp University 」です。
当社の強みの一つである「教え学び合う文化」を原動力に、社員が講師として、時に企画者として「教える」ことに関わるプロセスを重視しています。加えて、研修という従来の形式にこだわらず、新しい学びを「創る」という点にもこだわっています。
具体的には、社員が求める学びのテーマを社員自ら提案したり、同じテーマに関心を持つ同志を募り、学びを深めていく「自主ゼミ」という学びの形式も採用していきます。

またTemp Universityの担当者としては、「学ぶ」「教える」「創る」というコンセプトが、持続的な社内独自の仕組みとして機能するように、社員の力を結集しながら「私たちの文化」になるまでこだわっていきたいと思っています。

今後、Temp University で学んだ社員が、組織を牽引する姿や、新しい事業の創出などさまざまな形で活躍してくれることを目指しています。

はたらく人を想像し、事業を創造し続ける

創業当時から変わらず「誰かのために」という想いが浸透しているのが当社の強みだと思います。
その根底には、「はたらく人を想像する」社員がいてこそだと思います。

今後は、こうした社員がさらに想像力を膨らませ、自らの成長にワクワクするようなコンテンツの拡充、LMSなどの学ぶ環境の整備に取り組んでいきます。

特に学習コンテンツの拡充においては、社内講師制度を立ち上げ、講師の発掘、研修企画～登壇の支援までを一気通貫で行っていきたいと考えています。
そうすることで、リアリティがあり、フィットする学習コンテンツを質・量ともに充実することができると思います。

目標は、2025年に200講座開講を目指していきます！
成果はこれからになりますが、持続的な学びの場となるように、社員を巻き込みながら進めていきたいです。