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Case Study事例紹介

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    ヤマハ発動機株式会社

    アドバイザリーサービス

    Interviewee
    クリエイティブ本部 プランニングデザイン部
    アドミニストレーショングループ 主査
    松土 真一

    デザインからDe-Signへ

    当本部は、2020年4月よりデザイン本部からクリエイティブ本部へと組織が変わり、これまでよりも多機能化しました。組織を変える目的は、Organic Growth(内部に蓄積された資源を活用し、会社を成長させる)でのクイックな成長を目指すことです。

    クリエイティブ本部には、多種多様なスキルと経験を持ったデザイナーが豊富に存在しています。担当領域における機能をしっかりと機能させる(成果を出す)ことに加え、それぞれの機能の連携を生み出す(相乗効果を生み出す)ことが期待されています。

    しかし、実際には業務内容や人材が多様であるがゆえに、連携の難しさがあり、上手く機能していないと感じるところが多々ありました。

    そのため、あらためて当本部における組織と人材の領域において、様々な観点から見直すことで、まさに、私たちデザイナーのあり方を「De(壊す)-Sign(既成概念)」することになりました。

    クリエイティブ本部 プランニングデザイン部 アドミニストレーショングループ 主査 松土 真一 氏
    クリエイティブ本部 プランニングデザイン部 アドミニストレーショングループ 主査 松土 真一 氏

    私たち “らしさ” の追求

    まず初めに取り組んだことは、マネジメント層(部長、グループリーダー)へ個別に組織や人に関する現状認識、将来に対する問題意識をヒアリングしました。

    実際に話を聞いてみて驚いたのが、自分たちのデザイナー業務に集中するあまり、部門間での連携がなかなか進んでいないことや、日々のマネジメントにおける様々な問題が浮き彫りとなりました。そして、このような事実を踏まえ、解決に向けてクリエイティブ本部としての組織と人における課題と施策案を設定しました。

    その他にも、本部長をはじめとしたマネジメント層全員で合宿を繰り返し、クリエイティブ本部としての存在意義や目指す方向性、デザイナーとしての在り方などを議論しました。息を吸うようにアタリマエのことが、なかなか組織において浸透していないことの実態が把握できたことは大きな収穫だったと考えます。

    一連の活動を通じて、私自身がマネジメント層との関係をあらためて築くことができたこと、また、現場で感じていることや起こっていることを企画側が現場と共に掴み、追求することが「クリエイティブ本部らしさ」に繋がるものだと感じました。

    クリエイティブ本部 プランニングデザイン部 アドミニストレーショングループ 主査 松土 真一 氏
    クリエイティブ本部 プランニングデザイン部 アドミニストレーショングループ 主査 松土 真一 氏

    Co-Creation 共創する組織を目指して

    所属するデザイナー全員が同じように考える一様だけを求めるのではなく、未来に向けて働く一人ひとりが多様である状態を目指すことが、今後の課題と捉えています。

    デザイナー全員が、やりがいと活力を高めて成長できるような制度の在り方やしくみを設計するとともに、個人にとどまらず、多様な立場の人たちが共創しながら皆に「未来を魅せる」集団を目指して、組織と人材のあり方をこれからも問い続けていきたいと思います。

    クリエイティブ本部 プランニングデザイン部 アドミニストレーショングループ 主査 松土 真一 氏
    クリエイティブ本部 プランニングデザイン部 アドミニストレーショングループ 主査 松土 真一 氏

    Profile企業プロフィール

    ヤマハ発動機株式会社様

    ヤマハ発動機グループは、「世界の人々に新たな感動と豊かな生活を提供する」ことを目的に、180を数える国や地域で二輪車を中心に、船外機、ウォータービークル、ボート、漁船や和船、四輪バギー、ゴルフカー、スノーモビル、発電機、そして、産業用ロボットや電動アシスト自転車など、幅広い事業を展開しています。

    創立1955年(昭和30年)7月1日
    売上高1兆8,125億円 ※連結決算 2021年12月期
    従業員数51,243人 ※連結会社計 2021年12月末現在

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