“自律型管理職”を実現するために

2021年4月に社名を変更し、会社としての一層のレベルアップが求められる中で、「成果と部下育成に責任をもち、決断・実行・責任を体現できる“自律型管理職”の育成」を重点課題として捉え、3カ年にわたる継続的な管理職教育をスタートしました。

3カ年の取り組みの全体像は、

以上の流れにより、自律型管理職の育成を実現するというプログラムです。

問題の「真因」を追求する

1年目に実施したアセスメント研修の結果から、当社管理職に多く見られる課題は「本質に踏み込んだ“分析力”」と「高い視点・幅広い角度から将来を見通した対策を立てる“計画力”」の2つがあることがわかりました。

この2つの課題を克服して、組織の改革・改善を実行する力を強化するために、2年目の取り組みとして全4日間にわたる「問題解決力強化研修」を企画・実施しました。問題解決の型を研修内で実践的に習得をし、各職場で実際に問題を解決するための実践を行うという内容です。

この研修を通して、受講生は今まで自身が行っていた問題解決は表面的かつ場当たり的なものであったことに気づくことになりました。そして問題の奥底にある真因を明らかにしていくために多様な視点から分析すること、真因を解決するために将来を見通して対策を検討する力が養われました。
4日間の研修を経て、現在も、継続的に各職場では問題解決の型を用い、組織単位で問題解決に取り組んでいます。

自分を変えて、組織を変える

3年目となる今年度は、取り組みの仕上げとして、再度ヒューマンアセスメント研修を実施します。それにより、3年間の能力の伸長度と啓発点を再度明確にできると考えています。

現在、管理職が自発的に各職場の問題解決に取り組んでいることで、組織の風土が確実に変わってきていると実感しています。

今後は、更に自己変革と自職場構想の実現のために取り組むことで自律型管理職の“自律”を体現してもらい、会社全体を牽引していく存在になっていただきたいと思っています。

※2023年4月時点の情報を掲載しています