株式会社ヒューマングロース・ナビゲーター

Expert匡紹介

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    コンサルタント R.T

    Interviewee
    趣味:犬の行動観察、1000円台の美味しいワイン探し、
    早朝の散歩(たまにランニング)、大谷翔平
    特技:愛犬のエモい写真を撮ること

    これまでの主な活動領域について教えてください。

    大きく分けると「企業の研修」と「人財育成のコンサルティング」の2 軸で活動しています。 階層別研修は新入社員から管理職まで幅が広く、接客業や医療系など専門職者への職種別研修や、企業内の人材育成研修など、希望を聞いてからプログラムを組んでいます。現在の活動の半分ほどは「動物医療業界」に特化しています。

    実は私、「講師になるぞ!」と固い決意を持ってキャリアプランを立ててきたわけではないんです。キャリア理論に「プランド・ハップンスタンス(計画された偶発性)」という言葉がありますが、まさにその通りで、偶然やってきた波に乗って挑戦を続けていたら、今の場所にたどり着いていました。

    最初は航空会社で働き、次にたまたま新聞で見つけたエアラインスクールの講師になり、さらに知人の誘いで動物病院の経営コンサルティング会社へ……と、波に乗るようにキャリアを重ねてきました。自分自身が動物が大好きで犬を飼っていたため、患者さんとなる顧客の気持ちがよく分かる、というのも大きかったです。愛犬を診てもらう病院には、そこで働く人にも気持ちよく働いていて欲しいものですからね。

    かつての動物医療業界は、院長先生の技術はあっても「人を育てる」という概念がまだ薄く、人間関係に悩み辞めてしまうスタッフが多いのが現状でした。「私が手伝えることがあるなら、人が育つ仕組みを作りたい」。そう思って独立し、今では動物医療に限らず、様々な企業様の現場で「人が育つ」お手伝いをさせていただいています。

    波に前向きに乗ってきたことで、当初は想像できなかった自分に出会えた感覚があります。組織内で思うようなキャリアが築けないとモヤモヤしている方たちに、偶然を楽しむ姿勢も伝えられると嬉しいなと思っています。

    「匡」として、仕事へのこだわりや大切にしている価値観について教えてください。

    私の講師としての軸になっている言葉に、「Be a Driver」というフレーズがあります。これは「自分の人生の主人公になり、自分の意思で人生を切り拓いていく」という意味です。

    仕事をしていく上で、自分でハンドルを握っていくべき場面でも、まるで助手席に座っているかのような感覚になってしまっている方も少なくありません。道はデコボコしているかもしれないけれど、自分の車の最高性能を引き出し、自分でハンドルを握って前に進む。受講者の方には、そんな「自分で決めて進む充実感」を味わっていただきたいんです。

    私の研修は、そのために必要な知識やスキルを整備するための「ピットイン」のような場所でありたいと考えています。

    また、指導の際には「相手を承認するフィードバック」を徹底しています。

    例えば研修をした際、受講者の方が思うような結果を出せなかったときも、いきなりスキルを否定することはしません。「緊張する中で、そこまで準備してやり遂げたこと」自体をまずは受け止めます。その上で、「あなたが本当に起こしたい行動を実現するには、ここを変えるといいかもね」と、あくまでその人の行きたい方向へナビゲーションするように伝えています。

    私自身が色々と気が付きやすい性格だからこそ、その方との信頼関係が失われないように、丁寧なコミュニケーションは常に心がけています。

    今後の取り組みや抱負について聞かせてください。

    自分自身を常にアップデートし続けたいですね。特に最近は、新人・若手層と接する中で、時代背景や価値観の違いを肌で感じています。

    若い世代に向けて、「主体性がない」や「他人に興味がない」といった声を聞くこともありますし、それを変えてほしいという経営層のニーズも理解できますが、考え方や価値観はその人自身にしか変えられないですし、無理やり上の世代の型にはめようとは思いません。

    大切なのは、彼らの背景を理解した上で、「考え方の持ち玉」を増やしてあげることだと思っています。 多様な人がいる中で働くには、今までの価値観だけでは通用しない場面も出てきます。「そういう走り方もあるんだ」と気づく機会を提供し、彼らが今のビジネス現場で力を発揮できるよう、手持ちのカードを増やしてあげるようなサポートをしていきたいです。

    「正しいことを正しく言う」のではなく、「相手に伝わる言葉でどう届けるか」。

    そのためには、私自身も凝り固まった価値観を捨て、柔軟に広げていかなければなりません。世代を超えて、共に学び、共に走れる「ドライバー」を増やしていくことが、これからの私の使命だと感じています。

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